最新科学から見える東洋医学(1)

「人体、神秘の巨大ネットワーク1」という書籍を読んだ。

これは昨年の秋にNHKスペシャルで放映された同名の番組を書籍化したものだ。

 

最新の顕微鏡と高速、高解像度カメラを用いて

生きている細胞の動きをCGで見ることができるようになったという。

 

これを「生体イメージング」というみたいだ。

 

「生体イメージング」によって、これまでの人体のイメージ…

「脳を頂点しそれに従う他の臓器、とするタテ社会」というものが

最新の科学では、その常識を次々と覆している。

 

それはインターネットとそっくりの世界が体の中に広がっていて、

数十兆個の細胞がツイッターでつぶやくように情報を発信している。

それを別の細胞や臓器が受け取って諸々の生理現象が起きているというものだ。

 

脳を介さずに体中の臓器が互いに直接情報をやり取りすることで

わたしたちのからだは成り立っている…

 

これはまさに驚きでした。

 

それとともに、あらためて東洋医学的な考えに畏敬の念を感じました。          つづく